県民公開講座「いい歯と健康」を開催

11月26日(日)、長野市生涯学習センターにて市民公開講座「いい歯と健康」が開催された。主催は保険医協会も参加する「保険でより良い歯科医療を」長野連絡会。

第一部では「歯周病と糖尿病との関係性~歯周病を治療すると血糖コントロールができるの?~」と題して伊藤公一日本大学特任教授が講演を行い、市民35人が参加した。

近年、歯周病が糖尿病、心臓血管障害、肺炎、脳血管障害などと関係があることがわかってきていることから、講演では「歯周病が糖尿病の発症や病態に及ぼす影響」、「歯周病治療で血糖コントロールができるか」などをとりあげた。

 伊藤氏は講演の中で、歯周病の原因は食習慣や運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣であるため、患者自身の生活習慣改善に向けた努力が無ければ歯周病は改善しない、と説明。また、歯周病は糖尿病の6番目の合併症であるとされ、糖尿病の人は歯周病罹患率が高い、歯周病が重症化しやすい、う蝕が多く残存歯数が少ないといった特徴があると解説した。また、歯周病が進行すると炎症物質により膵臓が機能不全を起こし、インスリンの働きが低下すると高血糖状態になり、免疫力・治癒力が低下するため、さらに歯周病が悪化するという悪循環に陥ると指摘した。さらに、これまでに歯周病治療で糖尿病が改善した例や、糖尿病治療で歯周病が改善した例などが示され、糖尿病治療における医科歯科連携の重要性が強調された。 講演会の後は歯科医師によるお口の相談コーナーと歯科衛生士によるブラッシング指導を行った。お口の相談コーナーでは、宮沢会長代行、後藤、大石各常任理事が相談に一人ずつ対応した。