TPPを必ず阻止しよう 鈴木会長が県民集会で意見表明

20130930_002.JPG年内妥結を目指しTPP交渉が加速化している中、長野県県保険医協会も参加するTPP交渉参加に反対する連絡会議は松本市の松本城公園で緊急長野県民集会を開催し、県内各地から約1000人が参加した。保険医協会からは鈴木会長、矢崎副会長と事務局が参加した。
 JA長野中央会の大槻会長が主催者代表の挨拶に立ち、「TPPは完全な貿易自由化を目指す交渉である。」、「規制制度の緩和、撤廃により国の形が一変してしまうというおそれがある。」、「長野県の農業への影響も大きく1029億円減少し、全産業への1884億円減少するといった試算もあり、地域経済、長野県経済が崩壊する危険性もある」「まさに亡国の協定であり、私たちはTPPに断固反対していく」と語った。
 代表要請では、交渉方針の確立、国民への情報開示、聖域が確保できない場合は即刻交渉離脱するといった国会などでの決議の遵守を求める「TPP断固反対に関する要請」を行った。
 連絡会議の加盟団体からの決意表明には最初に県保険医協会の鈴木会長が医療・福祉関係代表として登壇し、「医療関係者は保険医協会のみならずTPPには大反対をしている。」、「TPPはアメリカのルールの押し付けであり、米韓FTAで韓国がいくつも法律を変えさせられたようなことが日本でも起きる」、「日本には健康保険制度があり、全ての国民が平等に医療が受けられるが、これがなくなってしまう」、「お金を持っているものだけが助かるといった医療にしてはいけない。」と訴え、「TPP参加には我々が一致団結して必ず阻止しましょう」と結んだ。
 来賓あいさつに立った自民党5名、民主党2名の県選出国会議員は「TPP交渉断固反対!!」の鉢巻を締め、それぞれの立場からTPP反対の立場であることを語った。
 集会の終わりにTPPから県民の「食」と「いのち」と「くらし」を守るためにTPP断固反対運動を展開する決意する集会決議を盛大な拍手をもって確認した。
 集会後、鈴木会長らが先頭に立ち、「TPP反対」、「農業を守れ」、「医療を守れ」などのシュプレヒコールをあげながら、松本市内をデモ行進した。
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県選出国会議員のあいさつ要旨(到着順)

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後藤茂之衆議院議員
TPPについてはきましてはいろいろと話がありましたように交渉が進んでいる。交渉関係国は交渉の内容について厳しい秘密保持義務がかけられているというのが枠組みであり、詳しい交渉の状況等がわからず、心配をかけている状況である。しかし、交渉参加の前提には農産品の重要5品目や様々な暮らしに関わる国益を守るといった約束が前提で交渉参加をすすめている。我々は最後まで国民との約束、国会や党の決議をしっかりと遵守しながら真の国益の確立を目指してしっかりとやってまいりたい。食といのちとくらしを守るという私たちの政治の原点に立ち返ってみなさんと一緒に頑張っていきたい。
小松裕衆議院議員
信州の美しい農村風景を守る。食料の安全保障を守る。世界に冠たる国民皆保険制度を守る。日本の国益を守るために懸命に力を尽くしてまいりたい。皆さんともに頑張りましょう。
寺島義幸衆議院議員
私はJA佐久浅間農協の組合員の一人でもある。県議会のときからそうであるが農業、農村を守るといった信念で行動をしてきた。国会にお送りをいただいても同じである。食といのちとくらしを守るためにともに頑張りましょう。
務台俊介衆議院議員
私は昨年末の選挙中から、TPPに関しては今日ここでみなさんが発せられた声と同じ議論をしてきた。それによって当選させていただいたその約束をしっかりと果たしてまいりたい。ともに頑張りましょう。
若林健太参議院議員
今まさにその緊迫の度を高めている。米国の中間選挙が来年あるからといってこの交渉をあせる必要は一切ない。それぞれの国の国益をしっかり守って、主張すべきことは主張するそのことが大切だ。公約で掲げた6項目、そして聖域5品目、わが国はわが国としての国益をしっかりと守るその交渉を進めていくことが必要だと思う。政治は信頼、農は国の基だ。守るべきものは守る。皆さんとともに頑張っていきます。
木内均衆議院議員
農業新聞でも取り上げていただいたが、国益を守ることはわが党の約束である。その前提に立って材木の輸入でどういう風に日本の林業がなっていったのか。米のミニマムアクセスでコメ生産がどうなっていったのか。更には牛肉、オレンジの自由化で畜産や果樹はどうなっていったのか。こういった過去の国際交渉の反省の上に立って、本当に国益を守っていかなければならない。
米韓FTAもしっかりと参考にしながら日本の国益を皆様と心をひとつにして守りたい。
篠原孝衆議院議員
8月下旬のブルネイ交渉の監視というか元気付けにいってきた。今のTPP交渉はほとんど上手くいっていないのではないかと思っている。我々がTPP交渉に参加する前提としてよく言われたのが、アジアの成長を取り込むということだが、中国も韓国もタイも台湾もインドネシアも入っていない。どうやってTPPに入ってアジアの成長を取り込むのか。次にどういう台詞が使われたか。ルール作りに参加するだ。日米共同で世界に通用するルールをつくるのだと。あと2、3年は交渉が続くはずである。そう簡単に妥結すべきではない。しかし、アメリカの都合で年内妥結といった馬鹿なことがいわれている。日本はただ署名するためだけに入ったようなものだ。そんなことが許されても良いのか。こんな早期妥結は国際用語ではアーリーハーベストという。こんなことは絶対にさせてはいけないと思います。我々は関税のことばかりに関心をもっていますがこれは違う。それも大事だが、本当にいのちとくらしががたがたになる。特許関係の企業がいっぱいブルネイに来ていた。アメリカの狙いは何か。特許期間は延長し、データの保護期間もあるがそれも延長してジェネリック医薬品を作らせないようにして日本の団塊の世代を中心とする高齢者に高い薬を買わせる、医療保険制度はガタガタになっていく。こんな企てに我々は乗るべきではない。我々のやることはこれから2つあると思う。約束を破ったらただちに脱退すること。二つ目は先ほど国会の批准というのがあったが、国の命運を左右する重要な決定については党議拘束をはずし、それぞれの国会議員の価値観に任せるべき。最近、議院内閣制の本家のイギリスの国会決議でもシリアへの攻撃については党議拘束をかけないで与党議員も大量に造反して否決された。自民党の心ある議員も同じようなことをしてくれるはずだ。国会に批准になれば私は党がなんと言おうと断固反対します。そして与党も断固反対できるように党議拘束を絶対にかけるなと、我々が選んだ国会議員に判断をまかせろといった主張を是非みなさんにもしていただきたい。