誰もが安心できる介護保険制度を考える県民集に400名参加

11月22日に保険医協会も加盟する「介護保険をよくする信州の会」は、信州安曇野スイス村サンモリッツで「誰もが安心できる介護保険制度を考える県民集会」を開催し、介護従事者、利用者、市民、市町村の関係者ら約400名が参加した。

20151122kaigo集会では、まず長野県からの出前講座として介護支援課の油井氏から「新しい介護予防・日常生活支援総合事業への移行の進捗状況と課題」と題して県内の市町村の新総合事業の検討状況を御代田町の活動紹介を含めて報告がされた。大阪社保協の日下部雅喜氏からは「これからの社会保障と介護保険制度」と題する基調講演が行われ、4月の制度改正や今後計画されている改悪の方向性とその問題点についてわかりやすい解説があった。介護報酬改定では大阪社保協のデイサービス事業所の調査なども示し、特に小規模事業所への影響は深刻であり、早急に介護報酬再改定が必要だと訴えた。また、要支援はずしの新総合事業については先行的に実施されている自治体の事例を交えながら自治体にヒアリングを行うなど住民が主体的に取り組み現行サービスの利用を保障させることが必要だとした。

フロア討論では保険医協会からは特別養護老人ホームの介護報酬改定の影響に関するアンケートなどを報告したほか、自治体の新総合事業、介護事業所での介護報酬改定の影響などから現場の深刻な状況も報告された。また、こうした学習会を全県で広げていこうといった発言に拍手が沸き、制度改善に向けた参加者の意思統一の場ともなった。