医療安全対策研修会を松本市で開催しました

11月29日に松本市駅前会館にて松本歯科大学の小笠原正教授を招き、医療安全対策研修会を開催、29医療機関37人の参加があった。この研修会は医療法で診療所に義務付けられている年各2回の医療安全管理と院内感染対策の職員研修、外来環の施設基準にかかる研修会に対応したものとして開催された。IMG_5024

まず最初に今年10月より始まった、医療事故調査制度について説明があった。実際医療事故が起こった大学病院の対応を比較し、「逃げない、隠さない、ごまかさない」、「病院の職員を守る」という精神で対応した病院と、全ての責任を一人の医師に押し付けた病院とでは厚労省の処分に大きな差が出たという。

医療事故を起こさないためには、起こった事故やミスを報告されても叱責するのではなく分析することが重要と説明。何でも言える環境が医療の質の向上につながること。改善のための基本的概念として、個人の知識や技能に頼るのではなく、組織的な改善が第一だとした。

院内感染対策では、標準予防策(スタンダードプリコーション)が最も重要であり、手指衛生、防護具の注意点、呼吸器衛生、患者配置などが説明された。また、針刺し切創の感染リスクや、針刺し事故への説明があった。

緊急時対応では、歯科治療中に血圧が上昇したときや、アナフィラキシーの症状がでたときの対応などが紹介された。