中央社会保険医療協議会 総会(第345回)資料

中央社会保険医療協議会 総会(第345回)が2月8日に開催され、下記の厚労省のホームページに資料が掲載されています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000150605.html

議題は下記の通り。
○医薬品の薬価収載について
○DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について
○臨床検査の保険適用について
○最適使用推進ガイドラインについて
○外来医療(その1)について

外来医療について(その1)

外来医療の課題(案)としては下記の項目が示された。

【医療提供体制】

  • 医療施設数の年次推移は、無床一般診療所は増加傾向、有床一般診療所は減少傾向であるが、一般診療所の総数は近年横ばいである。
  • 推計外来患者の割合は一般診療所を受療した患者の割合が多く、推計外来患者の総数はここ数年ほぼ横ばいである。また、ここ数年、年齢階級別では75歳以上の割合が増加傾向である。
  • 小児科を標榜する医療施設数は減少から横ばいである。15歳未満の人口は減少傾向だが、15歳未満の推計外来患者数は横ばいで推移している。15歳未満の初診料及び再診料の時間外・休日・深夜加算の算定回数も概ね横ばいで推移している。

【患者の状況】

  • 入院外の年間受診延日数は、やや減少傾向である。年齢階級別の割合をみると、65歳以上の割合は増加傾向である。
  • 外来受療率は全体としては近年概ね横ばいであるが、年齢階級別人口当たりの外来受療率は、10年前と比べ、65歳以上では減少、0歳~9歳ではやや増加している。
  • 入院外一件当たり(入院外レセプト一枚当たり)受診日数は全体として、近年減少傾向であり、10年前と比べ、45歳以上では減少幅が大きい。

【診療内容と医療費】

  • 主な傷病別の推計外来患者数では、高血圧性疾患、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病が多く、生活習慣病の患者は10年前と比較して若干増加している。
  • 65歳~84歳では、高齢になるほど平均傷病数および外来受診率(在宅を含む)は増加し、複数の医療機関を受診した患者の割合も多い傾向である。
  • 診療種別の医療費を見ると、外来医療費(入院外+調剤)は増加傾向。伸び率をみると、入院外に比べ、調剤の伸びが大きいが、医薬分業や薬剤費用の増加等の影響が考えられる。
  • 65歳から84歳でみると、高齢になるほど、一人当たり外来医療費は増加傾向である。
  • 処方せん1枚当たりの薬剤種類数はここ数年減少傾向、1種類当たりの投薬日数は、増加傾向である。また、高齢になるほど、一件当たりの薬剤種類数や薬剤点数が高い患者の割合は増加している。
  • 高齢になるほど、一件当たりの薬剤種類数や薬剤点数が高い患者の割合は増加している。
  • 入院外一日当たりの診療報酬点数は、増加傾向であるが、近年、診療所と比較して病院の伸びが大きい。病院では検査、画像診断、注射、診療所では検査、在宅医療が主に増加に寄与している。
  • 診療所の入院外受診延日数の診療科別の内訳をみると、内科が最も多く、入院外一件当たり(入院外レセプト1枚当たり)の受診頻度では、整形外科が他の診療科よりやや多い傾向にある。

【診療報酬上の評価】

  • 平成28年度診療報酬改定では、地域包括ケアシステム推進のための取組の強化として、小児かかりつけ医や認知症の主治医機能の評価、また、向精神薬の適切な処方の推進、紹介状なしの大病院受診時の定額負担の導入等の評価を行った。

【その他】

  • 近年、遠隔診療や遠隔モニタリング等については、画像転送による診断や在宅における療養指導・助言に加え、慢性疾患の重症化予防や健康指導・管理といった多様なサービス提供モデルが検討されており、様々な状況で実用化に向けた取り組みが行われている。

○ 外来医療のニーズの変化や多様性も踏まえ、より質の高い適切な外来医療が提供できるよう、外来患者の特性や病態に応じた評価や、新たなサービス提供のあり方等について、どのように考えるか。