中央社会保険医療協議会 総会(第346回)資料

中央社会保険医療協議会 総会(第346回)が2月22日に開催され、下記の厚労省のホームページに資料が掲載されています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000152389.html

議題は下記の通り。

○先進医療会議の検討結果の報告について
○診療報酬改定結果検証部会からの報告について
○被災地における特例措置について
○選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集について
○横断的事項 かかりつけ医機能(その1)について
○その他

横断的事項 かかりつけ医機能(その1)について 資料

平成30年度診療報酬改定に向けて現在、在宅医療、入院 医療及び外来医療の総論を総会で、薬価制度や費用対効果評価等の技術的検討項目は各部会等で議論していますが、今後、がん や認知症等の重点分野・個別分野は「個別項目」として、それら以外の検討項目を含め医療提供のあり方に横断的に関係する事 項については、「横断的事項」と整理して、それぞれ議論するとしスケジュール案が示されました。

横断的事項 かかりつけ医機能(その1) 課題(案)としては下記の項目が挙げられ、「1)より質の高い医学管理の提供や重篤な合併症の予防を推進し、2)専門医療機関等との機能分化・連携により、早期の対応等を可能とし、3)高齢になり要介護状態になったとしても、安心して地域で療養できるような地域包括ケアシステムを構築すること、等が可能となるよう、より多くの患者がかかりつけ医機能のもと、安心して療養でき、また、かかりつけ医の負担軽減にも資するような、医療提供体制の構築に資する評価をどのように考えるか」としています。

【かかりつけ医機能】

・かかりつけ医機能とは、身近で頼りになる医師として、従来の「主治医機能」に加えて、日常診療から在宅における療養まで横断的により広い観点で患者を診る役割を担うものと考えられ、生活習慣病の患者を例にすると、①医学管理と重症化予防、②専門医療機関との連携、③在宅療養支援等といった、3つのフェーズそれぞれでかかりつけ医の役割が考えられる。

【かかりつけ医機能に関する国民や診療所の意識】

  • 国民の意識調査によると、「一般に健康のことを何でも相談でき、必要なときは専門の医療機関へ紹介してくれる、身近にいて頼りになる医師がいますか」との質問に、「いる」又は「いないがいると良いと思う」と回答した割合は71.5%であった。また、他の調査では、日頃から相談・受診している医師・医療機関の有無について「病気になるといつも相談し、診察を受ける医師がいる」と回答した割合は23.6%であり、そのうち88.3%が一般診療所であった。
  • 医療機関の受診のあり方に関する考えでは、「最初にかかりつけ医など決まった医師を受診し、必要に応じて専門医療機関を紹介してもらい受診する」に「賛成」及び「どちらかといえば賛成」の割合が、69.9%であった(2014年調査)。
  • 診療所の意識調査によると、「患者に処方されているすべての医薬品の管理」を行っている診療所の割合は全体で19.7%、内科では29.9%であった。
  • 「在宅患者に対する24時間対応」は実施している診療所でも約半数は負担が大きいと感じている。

【取組事例】

  •  日常的な健康相談を受ける体制構築に関する事例をみると、複数の医師・医療機関等による体制構築、多職種による連携、相談内容に応じた情報通信技術(ICT)の活用等といった取組がなされている。
  •  かかりつけ医と専門医療機関等の連携体制構築に関する事例をみると、患者・家族や関係する施設間等で、ICT等の活用により診療情報を共有し、様々な場面で活用できるようにすることで、効果的・効率的なサービス提供に向けた取組がなされている。