中央社会保険医療協議会 総会(第376回)

12月6日に中央社会保険医療協議会 総会(第376回)が開催され、資料が厚生労働省のホームページに掲載されている。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000186967.html 議題は下記の通り。 ○診療報酬基本問題小委員会からの報告について ○最適使用推進ガイドラインについて ○薬価調査、特定保険医療材料価格調査の結果速報について ○歯科医療(その2)について ○入院医療(その8)について 歯科医療(その2)では、 1.地域包括ケアシステムの構築の推進 (1)医科歯科連携 周術期口腔機能管理 医科歯科間の診療情報共有 (2)病院併設歯科の評価 (3)かかりつけ歯科医機能の評価 2.歯科外来診療における院内感染対策 3.口腔疾患の重症化予防、口腔機能低下への対応等 について論点と課題が提示された。 医科歯科連携に関する論点では、診療報提供料(Ⅰ)の要件に該当しない医科歯科間の診療情報共有の評価の新設、診療情報提供料(Ⅰ)の歯科医療機関連携加算における紹介先歯科 医療機関を在宅療養支援歯科診療所から「歯科訪問診療を実施する歯科医療機関」に対象を見直すなど提案された。 歯科外来診療における院内感染対策では、基本診療料(初診料・再診料)において院内感染防止対策に関する施設基準を新設し、基本診療料(初診料・再診料)の引き上げを行うとともに、院内感染防止対策に関する施設基準の届出がない医療機関については、基本診療料を減算する。また、院内感染防止対策に関する施設基準の届出に関しては、体制整備に時間を要する医療機関もあると考えられることから、一定期間の経過措置を設けてはどうかなどの論点と課題が提示された。なお、資料の改定後のイメージでは下記の通りで、外来環を届け出ている医療機関は算定に変更はなく、新たな施設基準を届けた場合は加算評価、届け出ができない医療機関では減算評価とする方向。 歯科医療(その2)    

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